広島安佐南・コンテナがなぜ消費者に嫌われるのか?
広島安佐南・コンテナがなぜ消費者に嫌われるのか?
広島市内安佐南では、街のあちらこちらでコンテナボックスを
たくさん見かけるようになりました。
20年前ぐらいから増えてきたこのコンテナですが、
どうも一般の消費者からはあまり人気が無いようです。
マイボックス24へ来られるお客様から小耳にはさんだことですが
炎天下に晒されていることが一番大きな原因のようです。
ご自分の大事なものを収納するのに外部に晒されている
スペースに物を保管するには少し抵抗がある。
夏の炎天下で内部の室温が上がりモノが変色したり
ビニール製のものが変形したりしないだろうか
という疑問を持ってもおかしくないと思います。
専門家だけではなく一般の素人さんにでも
そのぐらいの判断はできるでしょう。
またコンテナボックスは、どちらかと言えば
見た目が武骨でグロテスクな建物です。
周囲の環境が良くなるという代物ではありません。
むしろ、周辺の環境が悪くなるという事実もあります。
「コンテナの建物の陰に隠れて死角があるので
不良のたまり場や犯罪の温床になりやすい。」
「夜に照明装置が付いていないコンテナも多く
近づくのも不安だ。」
「小学生や幼い子供たちの通学途中での遊び場になり
危険性が問われる。」
「箱型で美観も悪いので周囲の建物との調和が取れない。」
などなど・・・。
このような風評があり小学校のPTAなどから
不評を買っているようです。
そのため、市会議員からこのコンテナの問題を
市議会で取り上げられたことも多いようです。
そのようなことがあったため、コンテナは建築物だという
風評が高まり、市も重い腰を上げこのコンテナの規制に
乗り出しました。
結果、コンテナは建築物であるので、建築確認申請を
取らなければ設置してはいけないということになりました。
この動きは国土交通省からの通達もあり
広島市だけでなく全国の他の自治体にも広がり
ほとんどの自治体である市、県で規制を
かけられるようになりました。
収納で困っている市民のためになり、
社会にも貢献できるはずだったコンテナが
一時期は「悪者」になった時代もあったのですね。