広島安佐南区のトランクルーム・レンタル倉庫、貸し倉庫
イオンモール祇園、広島経済大学グラウンド近く
マイボックス24祇園の竹末です。
今日はコンテナボックスについてお話しします。
さて、レンタル収納ビジネスには
大きく分けて屋外型と屋内型があります。
屋外型の代表としては、皆さんもよく知っている
レンタルコンテナというものがあります。
このコンテナボックスですが、
どういうものかというと・・・
皆さんがよく知っている、JRの貨物などに使われている
コンテナの室内を細かく仕切って改造し
それを土地の上において貸し倉庫として個人の消費者や
零細企業さんに貸している商売です。
誰がやり始めたのか歴史は知りませんが
20年前ごろから始まって今では全国のいたるところで
見られるようになりました。
わたしは、このコンテナボックスを10年以上
調べていくうちにいろいろな面白いことに気づきました。
このコンテナ投資は当初、町の建設関連業者
たとえば、電気屋さん、水道屋さん、クロス屋さん
板金やさん、大工さんなど主に零細の企業が借りていました。
トラックやバンで敷地内に乗り付けすぐに材料や
工具などを車に出し入れできる重宝な貸し倉庫として
多目的な用途として使われてきました。
最初は零細の企業さんが利用していましたが
その後、個人の人もその便利さに目をつけました。
引っ越しや個人のものを保管する場所として
利用し始めたのです。
この頃から、コンテナの便利さが一気に拡がったようです。
個人の方から零細の企業や職人さんが顧客となって
幅広い職業、幅広い世代から揺るぎない不動の地位を勝ち得たのです。
今では、主婦や子供、おじいちゃんやおばあちゃん
学生や社会人までも知っている便利に使える
貸し倉庫の代表として
また、モノを保管する貸しスペースの代表として
社会に認知されるようになりました。
コンテナについてはニュースなどでご存知のように
死体が入っていたとか、大麻が隠されていたとか
けっこう物騒な話を聞きますね。
確かに、そういう得体のしれないものを隠しやすいのは
確かです。なぜ、そういう事件が起こりやすいのかというと
まず、コンテナ業者が利用者の素性を調べずに
誰にでも貸すということが原因です。
一応、保証会社へ審査を依頼しますが
この保証会社の審査がほとんどあてにならない。
また、基本的に業者は利用者本人と面談しませんし
契約などの手続きはすべて郵送で済ませます。
それから、コンテナビジネスのレイアウトの特性上
誰にも見られずに?と思われるものを
運びやすいというのも問題。
車から荷物を直接出し入れできるという
コンテナの便利さが仇になっている面もあります。
(監視カメラもないところが多いですし)
こういう仕組みになっているので、
必然的に犯罪の温床になりやすいんですね。
利用者本人と必ず面談するとか
もう少し厳しく審査するとか
コンテナ業者の対応策をもうすこし真剣に
考えたほうがいいと思います。
ちなみに、竹末は利用者の事前審査が
保証会社より厳しいので、ここ最近は
事件やトラブルはまったく起こっていません。
次に、コンテナの構造ですが
一言で言って、とても丈夫です。
鉄の箱と言われているものですから
鉄の骨組みに厚い鉄板で覆われているので
外部からこじ開けようとしてもそう簡単に壊れるものではありません。
しっかりした構造なので防犯上も.問題ありませんし
利用者からの見た目の安心感もあります。
ただ、致命的な問題があります。
それは鉄のさびです。
アルミやステンレスなどと違い鉄ですからさびに弱いのは確かです。
外部にさらされているので鉄が腐食することが大きな欠点。
そのために、鉄部にさび止めを塗り
その上に仕上げのペンキを塗っているのですが、
長年経つと風雨に曝されどうしても錆びてきます。
なので、外部の壁や屋根のペンキの塗り替えは必須です。
最低、5年から7年ぐらいでペンキ塗りをやらないと
錆が進行していきます。
また、外部は鉄だけの構成でできているのではなく
コーキングやゴムを多用しています。
このコーキングやゴムが長年の間に劣化していきます。
劣化していくと雨漏れの原因になりますので
10年ぐらいですべて取り換えなければならない。
このように、意外?にリフォーム費用が嵩みます。
コンテナは保守メンテナンスが必要なんですね。
私はコンテナを10年以上観察してきました。
他にも問題点があります。
コンテナの外だけでなく室内のメンテナンスです。
この室内については利用したことがない人は
気づいていないでしょうが、内部はすべて木製です。
床はコンパネで、壁と天井はラワンベニヤです。
コンパネやラワンベニヤは長い間に変色し
利用者の使い方によっては傷だらけになります。
そのために内部は10年経てばすべて取り換えないといけない。
このメンテナンス費がばかにならないわけです。
見かけは単純でメンテナンスコストがかからないように見えて
実体は、長期保有するためのライフサイクルコストを
考えておかなければならないのがコンテナボックス
なんですね。
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